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2007年5月27日

2007年5月27日 (日)

彼は資金を調達できるか?その3

さて、彼は某地銀に行った訳ですが、

どうもその担当さん(30代半ば)がイマイチな方なようで・・・

個人事業主から法人成りした場合、

個人事業主時代に借入した借金は個人→法人に移ります。

この手続きを

「重畳的債務引受(ちょうじょうてきさいむひきうけ)」

といいます。

某地銀の担当者はこの手続きに2週間近くかけてしまった。

どうも保証協会への手続きに手間取ったようで、

いわく「協会用の用紙が無いので取寄せてます」とのこと。

おいおい、2週間もかかるかよ・・・

しかも、何度も彼を呼びつけたり、

営業ピークのPM10時に

「印鑑下さい」

と来てそのまま帰ったり・・・。

(ん?ということは顧客印のある書類を自宅に持ち帰ったのか!)

何回か営業時間中に来る担当者に、

とうとう彼もキレて「営業時間中にはご遠慮ください!」

と言ってしまったとか。

うーん、ちょっと担当者に問題ありです。

で、結果的に

担当者:「保証協会の保証付きで5百万円出ました。」

彼:「それだけですか?・・あの、希望は15百万円(ホントは10百万円)なんですが?」

担当者:「それ以上はちょっと・・・協会の決定ですので」

彼:「プロパー(独自貸し:協会付きではない貸金)は検討してもらえない?」

担当者:「厳しいです・・・」

彼:「でも、もう動き出しているのですが・・・」

担当者:「スイマセン・・・」

ダメだこりゃ。

もちろん彼にも問題があります。

しかし今の時代、プロパーをまったく出さない金融機関は

業務的に「厳しい」

金融機関の証です。

リスクがある場合は金利を多少高めにしても

(例えばビジネスローン)プロパーを検討すべきでしょう。

彼:「ごうきさん、どうしましょう?」

私:「うーん・・(うちで出せなくも無いが、それはコンプラに抵触する)」

彼:「無理なんですかね?」

私:「いや、国金(国民生活金融公庫)には行ってみた?」

彼:「まだです。でも既に借入ありますよ。」

私:「大丈夫、感覚的にあと5百万円はいける!必要資金はクリアできるはず!」

なぜこんな根拠の無さそうな事(感覚的)を言ったかというと、

政府系金融機関は国際協力銀行、日本政策投資銀行、

中小企業金融公庫、国民生活金融公庫、商工組合中央金庫、

農林漁業金融公庫、公営企業金融公庫、

沖縄振興開発金融公庫の八つ。

今後これが2機関に統合される予定です。

どこが主導権を握るかはわかりませんが、

もし民間と同じならば、貸金が多いところが主導権を握るでしょう。

つまり、国金は貸出金を増加させたいはずです。

もうひとついえるのは、

定量面よりも定性面を重視してくれる場合が多いのです。

さて、国金では「重畳的債務引受」手続きもスムーズに終わり、

あとは審査を待つだけ。

彼:「やりました!7,500千円出ました。ありがとうございます」

私:「おー、予想より多いね」

彼:「事業計画書がよかったと言ってました。ありがとうございます!」

私:「そうかぁ、ほっとしたよ」

結果的に協会と国金で12,500千円借入できたわけで、

十分な設備資金と運転資金が調達できたわけです。

時間はかかったけど、結果オーライって奴です。

まぁ私の作った事業計画書よりも、

彼の経歴とスタッフの経歴が良かったからだとおもっています。

しかし、某地銀はいったい・・・・・

教訓:金融機関担当者には

     「アタリとハズレ」がある。

ただし、若い担当者の場合は大目に見てあげましょう!

今回はこんなオチで終わらせてもらいます。では。

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