企業診断実習

2006年9月15日 (金)

総合診断実習in大阪5

本日無事に報告会が終わりました。

今回のすべての診断企業先は大阪にある信用金庫(漫画のモデルになったことで有名)の紹介です。

 我々の担当した企業の社長は、かつて苦しいときにこの信金に助けられ、今も大事にしています。すでに都市銀行とも対等に付き合える企業ですが、社長のポリシーとして「絶対に○○信金さんだけは裏切ることは出来ない」との事でした。

同じ業界にいる人間としてうれしい言葉です。

 そのためか、我々の研修のために、かなり気を使っていただきました。

 診断途中で経営陣の方と「飲みに」行ったのは初めてです。でもこの呑みニケーションで、いろいろと重要な話が聞けました。

 やはり、酒を飲んで会話をすることは大事ですね。胸襟を開くところまでは行かなかったかもしれませんが・・・・

 それにしても、今までの企業の中でもっとも「問題が無かった」企業でした。

今まで実習した企業先はツッコミどころの多い企業だったのですが、今回はそれほど無いのです。

つまりある程度完成された中小企業です。

 製造業としての「しくみ」が完成されています。販社のビジネスモデルも完成されています。しかも社長の頭の中のメインは販社のほうです。製造業診断実習なのに・・・・・

 そんなわけで、グループ全体の診断が4割、製造業のほうが6割ぐらいの診断となりました。

 

 唯一問題があったのは、やはり「人事・労務」。「モラールサーベイ」を実施するといろいろと問題点が見えてきます。やはり「モラール君」は伝家の宝刀ですね。

「モラール君」のフリーアンサーでは、結構「建設的」な意見が多かったのもこの企業の特徴でした。

 

 私が担当したのは「マーケティング」。自分でもマーケが得意ではなかったので、敢えて担当しました。

 

 このグループ企業はすでに「ビジネスモデル」が確立されており、差別化も出来ています。それゆえ今のままでのマーケティングでも、特に問題は無いでしょう。

 

 しかしながら、同じビジネスモデルが今後も10年、20年と続くとは限りません。

いままで「体系だったマーケティング」をしていないようでしたので、そこを指摘しました。

 書いている途中で「うーん、これは出来ているかな?これも知っているような・・ヒアリングが甘かった」と後悔。結局私としては、マーケのお勉強みたいな内容といくつかの提案をしました。

発表の時には「釈迦に説法とは思いますが・・・・」と声を控えめにパワポで報告。(でも、自分の持ち時間はオーバー、スイマセン)

 

 最後に経営陣9人に感想を聞き、マーケのところでは「痛いところを突かれた」「この提案は検討します」と言っていただき、ほっとしました。

報告時間も、私がオーバーしたにもかかわらず、予定通りに終わりました。(班の皆さん、さすがです。申し訳ありません!)

 

 マーケ以外のパートの部分も、経営陣は「なるほど」「見方が違うと参考になります」「わかっていたんだが・・・・できなかったんです、参考にします」「バイブルにします」とお褒めの言葉。

 班全員の苦労が報われた瞬間でした。班長のTッキー氏も「やり遂げた」顔をしていました。

 最後に社長さんから我々全員にこの企業の製品をお土産に頂き「立派な診断士になって、派遣元企業に戻って活躍してください」と激励のお言葉を戴きました。

 最初から最後まで気を使っていただき、総合診断実習の「最後の締め」としては「非常に良い企業」を担当できて嬉しかったです。

 大阪組の皆さん、お疲れ様&ありがとうございました。

 さぁ、後は卒論の発表だけだ!

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2006年9月 6日 (水)

総合診断実習in大阪4

紀子さま、男子ご出産、おめでとうございます。(本文とはかんけーありません)

まぁ、それはさておき・・・・・・・・

昨日から製造業診断実習に入りました。

今回の班長は流通業で一緒だったTッキー氏。流通業診断のときは、強力な戦力となっていただきましたので、今回私は気楽に臨んでます。逆に戦力になれるかなぁ?

昨日経営陣と面談しましたが、社長は出張中で不在。明日面談予定でしたが、今日、急遽社長が帰社し、我々は私服のままの面談となりました。

今回の企業もそれなりに知られた企業なので、「何を」製造しているかは書けません。スイマセン。

ただ、どちらかというとグループ会社の「製造部門」なので、その会社そのものを、切り離して診断できない・・・・・。全体の診断となります。

ん?なんだか流通業診断になりそうな感じが・・・・。

このグループは30年以上同じビジネスモデルを「こだわりを持って」守り続けており、顧客からもそれなりに信頼されています。診断も今回が始めてのことだとかで、「外から」客観的に見て、健康診断して欲しいみたいです。

つまり、これといった診断要望が無いし、ビジネスモデルが決まっているし、それを変える気がないし、規模もそれなりだし、社員食堂は美味いし、どうすりゃいいのでしょう?

社長とのヒアリングの感想ですが、こだわりを持って経営をしています。古臭いところもありますが、それなりに成功しています。

経営者は「こだわり」を持って経営することが肝心です。それが「中核能力」になっていくからです。さらに市場ニーズに合っていれば問題ありません。

今回の企業は「ニーズ」に今まで合ってきました。これからもその製品はそうでしょう。

でも今回はあくまでも「製造業」としての診断なので、そこからブレ無いようにしなくては。

メンバー的にも恵まれているので、なんとかなるでしょう。

あしたも頑張るぞ!

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2006年9月 4日 (月)

総合診断実習in大阪3

本日無事に、流通業の実習が終わりました。いやぁ、ホント疲れました。

休むまもなく明日からは製造業です。

報告会での先方企業は、辛辣だったのか、1時間半の報告が終わった瞬間、重苦しい空気が流れました。(モラールサーベイが効いたのかな?)

詳しくは書けませんが、主に人事組織、店舗オペレーション、経営基本、トップマネジメントを中心に問題点と改善策を報告しました。

先方社長も「いろいろ変えなあかんと思っとったが、改めて指摘されると問題だらけですなぁ」との感想。しかし最後には経営陣全員がお礼を言ってくださったので成功といえるのではないでしょうか?(自画自賛)

今回の担当講師M木先生も「3500万は報酬としてもらっても良いのでは?」とお世辞を言って下さったので、まぁまぁだったのでしょう。

診断の方向性を決めるとき、M木先生について、いろいろ前評判を聞いていたので、一歩一歩プロセスを確認して進みました。「3歩進んで2歩下がる」ではなく「牛歩のように進む」プロセスだった為、結構しんどかったです。

しかしながら、診断の方向性と班員全員のコンセンサスが得られた後は、怒涛のように診断書を書き上げました。

メンバーほとんどが自主的に休みを返上してくれて書き上げた結果、他班よりも半日早く印刷が終了。前日の午後にはプレゼンの練習も終了して、空堀にある、お好み焼きやに打ち上げに行きました。いやぁ、食いすぎた。

本来は報告会が終わった後に打ち上げをしたかったのですが、報告会の日の夕方から製造業診断の打ち合わせがあるので無理だったのです。(つまり今日ね)

M木先生の下で、予定より早く終わったのは奇跡だ!」

と班員のメンバーから言われ

「さすが、よっ、名プロジェクター!」(意味不明ですが、プロジェクトリーダーの最上級と思っています)とお褒めの言葉を戴きました。

でもね、ほんっとうに今回は班員全員がめちゃくちゃ頑張って戴いたおかげなのです。私はもっぱら先生と班員のファシリテーター的役割でしたから。

班長としてはメンバーに恵まれて幸せでした。班員の皆さん、ありがとう!

Img_0570 ホテルに戻った後に、通天閣に登ってきました。せっかく大阪に来たんだからそれぐらいは行っておかないとね。

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2006年8月30日 (水)

総合診断実習in大阪②

大阪では班長をしているGoukiです。

班長という立場は結構しんどいですね。

さて、初日に経営陣と2時間半にわたりヒアリングを実施しました。(残念ながら業種や場所、写真は掲載できません)

いままでの実習では経験したことの無い規模の大きい企業です。年商30億弱、社員数は200名以上と、中堅です。

翌日から顧客アンケートと従業員意識調査、競合店調査、3日目は店内調査と物流センター調査、4日目も店内調査とヒアリングを行いました。

わが班の実習担当の先生は資料を重視する先生。良い先生なのですが、資料集めに我々は翻弄されています。

ただ、推測していたことが、資料を通して分析をすると「やはりな」と裏づけになります。

当然といえば当然ですが資料を通して数字を示されるとグウの音も出ませんね。改めて実感したことです。(ただし分析の仕方にもよりますが・・・)

実習企業は規模が大きくなってきて、しかも多店舗展開していますが、その業務プロセスやオペレーションが規模に追いついていません。

従業員意識調査でもその裏づけが取れ、さらに顧客アンケートからもわかります。当班にはアンケートのプロ、Tッキー氏がいるので非常に助かります。その切り口と、分析には定評があります。

そして今日ようやく分析結果と、問題点抽出が終わり経営理念と事業領域が決まりました。

本来は明日休日の予定ですが、わが班は引き続き課題と戦略策定を行います。みんな、がんばってくれー!

ちなみに今夜の大阪は雷が鳴って雨が降り出しました。早めに皆で晩飯を切り上げてよかったぁ。(近くの中華料理 珉珉(ミンミン)は結構うまいです。しかも早い!)

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2006年8月25日 (金)

総合診断実習in大阪①

とうとう最後の実習となってしまいました。

今日から3週間大阪です。非常にタイトなスケジュールで、休みがほとんどありません。

診断する企業は流通業と製造業の計2社。

ここ大阪では結構有名な企業なので詳細はあまり書けませんが、できる限りの範囲で書いていこうかと思います。(何を売っているとか、作っているとか、は書けません!すぐにばれてしまいます)

先ほど大阪入りしましたが、かなり暑いです。

Img_0554ホテルはまぁまぁよろしいのでは?谷町あるビジネスホテルですが、各部屋にパソコンがあって、セミダブル、といった感じです。

これから流通業の経営者の方と面談してきますが、規模がそれなりだけに緊張します。

この先どうなることやら・・・・

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2006年8月16日 (水)

インターンシップ実習

例によって興味の無い人は「かっ飛ばし」てください。

8月3日から9日までインターンシップ実習でした。

インターンシップは自分で企業を探し出して、診断させてもらう、というやつです。

各人が1人~7人までのチームを組んで行ないました。さすがに1人で診断した人はいなかったようです。

我々はゼミでお世話になっている先生の友人の税理士先生からの紹介で、埼玉にある建材卸業(役員3名、従業員6名、年商7億弱、合板ベニアがメイン)を診断しました。チーム編成はゼミの仲間4人です。

建材は同じ商品でも、大きさと厚さによって異なります。つまり非常に多品種なのです。(またか・・・・)

この会社の強みは「品揃え」。在庫が沢山あります。近隣の同業他社に比べても豊富です。

ところがこの会社は「在庫」の実地棚卸をしていません!つまり在庫を正確に把握していないのです。

情報システムはERPパッケージソフトを使用しています。しかし・・・・上手く機能していません。

そのほか、求人してもこない、営業マンがいない、後継者がまだ若い、などなど結構問題あります。

しかし、今回は日数が無いのとメンバーが少ないので全方位的な診断ではなく、的を絞って行ないました。

     営業面の問題

     商品在庫の問題

     業務プロセスの問題

     事業承継の問題

の4点にしぼってそれぞれ「改善策」を提案しました。

最大の問題は「在庫を把握していない」こと。これが諸悪の根源です。(あまりの品数に「実質棚卸」ができないそうです。)

もうひとつの大きな問題は「目的無くERPソフトを導入した」ことです。業務プロセスの効率化ができていません。

情報システムを導入する時は、「その目的」をはっきりさせること。

導入時の「要求定義書」みたいなものが見当たりません。どうも「なんとなく」導入してしまったようです。さらに「在庫の把握」もしていないので効果は半減以下です。ついでに、データの分析も行なっていませんでした。エクセル以下の使い方になっています。

というわけで、

     「経営理念」を早急に策定して、従業員に浸透させる。

      在庫の把握をバイトを雇ってでも正確に把握する

     「何のため」にERPを導入したのかを確認し、業務プロセスを改善する

      データを活用した営業を展開する

      HPがないので作成する(求人のためにも、BtoBのためにも)

      5Sの徹底!

等を主な改善点として提案しました。なお、データ分析はこちらで行い(エクセルで。分析ツールはうちのゼミは得意分野)、「こうやって使うのよ。でもね、ERPソフトの中にもあるのよ」みたいなカンジでアドバイスさせてもらいました。

報告書はけっこう「厳しい」内容になってしまいましたが、社長には喜んでもらえたようです。

で、報告会が終わったその足で、日光に行ってきました。結構楽しかったのですが・・・・

私のデジカメはとある理由で「水没」してしまったのです!

幸いデータは無事でした。肝心の本体は、3日間乾燥させて「何とか」使えるみたいです。

よかった、よかった。

ゼミの皆さん。お疲れ様でした。

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